一方で野手陣は、いまだ身内からの兵糧攻め≠受けている。カレーの日などは、たっぷりの白米にルーをかけて食べる投手陣を横目に、カレーうどんで我慢するなどストレスをため込んでいるが、ただ手をこまねいているわけではない。

騒動2日目。腹を空かせた若手を不憫に思いさっそく動いたのが、地元名古屋出身で野手最年長の大島だ。懇意にしている飲食店に掛け合い、1個4000円の高級ひつまぶし弁当を1軍の全選手と裏方の人数分、買いそろえて運び込ませた。ナインはロッカーなど物陰で舌鼓を打ち、生気を取り戻すとその日の試合では打線が爆発。ヒーローインタビューに向かう野手には、「腹いっぱい、ご飯を食べられたから勝てたってアピールしろ!」とはやし立てる声が上がったのだった。


どんなチームだよ…