夢のような時間を過ごした今永が戦いを終えて感じた「世界一のチームにあったもの」とは何なのだろうか。

「選手1人ひとりの能力が高いというのは大前提の話ですが、それ以上にたとえ劣勢でも、全く劣勢ではないような空気感を出せる、というのが一番感じたところなんです」

 準決勝のメキシコ戦。7回表まで0-3というビハインドの中、ベンチにいた今永は不思議な感覚に包まれていた。

「あれ、本当に0-3で負けてるのかな? って。みんながイケると思っていたし、僕自身もこれは逆転しそうだぞ、と本気で思っていたんですよ。それはたぶん、みんながやるべきことをしっかりやるという前提の上で、自分の結果だけにフォーカスせずにチームがどうすれば勝てるかということを体現した結果の空気感だと思うんですよ。僕がそれを一番感じたのは、やっぱり大谷選手なんです」

https://news.yahoo.co.jp/articles/6d061705351b18b00867b512082de29e01e7b117?page=3