三菱地所が横浜市に東京ディズニーランド(千葉県浦安市)規模の大型テーマパークを建設する。横浜市は14日、上瀬谷通信施設跡地(同市旭区・瀬谷区)の一部地区の再開発事業者に同社を選定したと発表した。テーマパークは2031年ごろの開業を予定する。

上瀬谷通信施設跡地(242ヘクタール)は15年に米軍から返還された。再開発地区(70ヘクタール)のうち51ヘクタールにテーマパークを建設する。敷地面積が同規模の東京ディズニーランドの事業費から試算すると数千億円規模になる見込みだ。残りの敷地には複合商業施設などを整備する。来場者は当初、年間1200万人を目指す。

具体的なコンテンツは未定だが、アニメーションやゲームなど日本の魅力あるカルチャーを生かすほか、仮想現実(VR)など最先端技術を活用したアトラクションを構想する。東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)のように、キラーコンテンツを誘致できるかが成功のカギを握る。