阪神と中日の明暗を分けた指揮官の言葉 岡田監督「四球はヒットと一緒」、立浪監督「見逃し三振は許さない」
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四球数が阪神の452に対し、中日は273しかない。それが出塁率の差につながっている。阪神は3割2分4厘、中日は2割8分8厘です。立浪和義監督が見逃し三振を嫌うため、中日の選手は追い込まれると、少々ボール球でも振りに行ってしまう。凡打になった打席でも、見逃せば四球になったケースも多々あります。

凡打になれば打率は下がりますが、四球なら変わらない。ボール球を振りに行って調子を崩す場合もありますし、打率が下がっていけば精神状態も悪くなる。もし『根拠のある見逃し三振ならOK』という指示が出ていれば、選手は配球をもっと考えるようになるし、気持ちの上でも随分と楽になる。監督の言葉1つで、選手は大きく変わります」

 立浪監督は就任以来、見逃し三振に厳しい。昨年7月7日のDeNA戦で岡林勇希、石橋康太が延長戦で見逃し三振をすると、「見送り三振は駄目ですよね。バット持っているんだからね」と語った。9月12日の阪神戦でもA・マルティネスに対し、「見逃し三振は何も起こらない。追い込まれたら何とかバットに当てないと。見逃し三振はちょっと寂しい」とコメントしている。