侍ジャパンを率い、3月のWBCで世界一を果たした栗山英樹氏(62)が16日、自身の代表監督再登板を否定した。

【写真】軽トラを運転する栗山英樹氏

 5月いっぱいで任期満了となり退任したが、後任の監督が決まらない状況が続いている。それについて問われると「本当に早く決めて、次に向かいたいという、日本野球の大事なところなんで。それは僕も思ってます」と、早期の後任人事決定を願った。

 栗山氏の再登板を望む声があることについては「本当にそう言ってもらえるのは幸せなことですし、ありがたいことではあるけれども、僕は1度きちっと次の世代がやるべきだと思ったんで。そういう話をしたんで。なかなか決まらないんで、そういう話も出てくるかもしれないけど、僕の方は別のことをやらなきゃいけないこともあると思ってるんで」と、世代交代を進めるべきとの考えを示した。

 その上で「それ(再登板)はあまり考えなくていいと思います」と明言した。