今大会からの変更点

不公平感が少なくなりそうだ。
 2023年ワールドカップの試合日程は2月26日に発表される予定だ。それに先立ち、ワールドラグビーが「同大会期間中の休養日を増やす」決定を発表した(2月22日)。

 過去のワールドカップでは、チームによる試合間隔に顕著な差があることがたびたび問題視されてきた。
 特にティア2国にしわ寄せがいくことが多く、例えば2015年大会の日本も初戦の南アフリカ戦と次戦のスコットランド戦は中3日しかなかった。

 それが解消される。
 ワールドラグビーの発表によると、プレーヤーウェルフェア(選手の福祉・身の安全)を考慮し、プールマッチ期間を、先に発表していたものより1週間延長することになった。
 もともと予定されていた大会期間は9月8日(ラグビー生誕200年記念日)から10月21日だったが、10月28日までとなる。

 これにより大会史上初めて、全チームが、最低でも各試合間に5日の休養日を確保できるようになった。同時に、大会出場各チームのスコッド人数が31人から33人とすることも発表されている。
 大会開催中の移動時間や移動回数を最小限にすることを考慮し、試合日程は決められる。