【キーウ共同】ウクライナのシルスキー陸軍司令官は17日、ウクライナ軍が、ロシアが占領している東部ドネツク州の激戦地バフムト南方の集落クレシチェエフカを奪還したと発表した。ウクライナ国営通信社ウクルインフォルムが報じた。バフムト周辺ではウクライナの前進が続いている。

「ウクライナ敗北なら世界大戦」 ゼレンスキー氏が警告

 ウクライナ軍は15日、同じくバフムト南方の集落アンドレーエフカ奪還を発表したばかり。シルスキー氏は「クレシチェエフカはロシアを排除し解放された」と指摘した。ゼレンスキー大統領は17日、部隊をたたえた。

 ウクライナ軍参謀本部は17日、バフムト方面でロシア軍の攻撃撃退に成功したと発表した。バフムト方面のほか、南部ザポロジエ州メリトポリ方面で攻撃を継続し、少しずつロシア占領地域を解放していると主張した。

 バフムトはロシアが5月に制圧した交通の要衝で、周辺で激戦が続く。ウクルインフォルムは17日、ウクライナ軍の東部担当報道官の話として、ロシア軍がバフムト方面に約5万2千人の要員を集結させていると報じており、さらなる戦闘の激化が懸念されるhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6851d432fe2db1fbddf6543ef239f1b5a5e7d719