一方、原画や動画を担当していた宇田淳一さん(同34歳)の遺族の代理人弁護士が「被害者の立場は考えなかったのか」と聞いた際、青葉被告は「逆にお聞きしますが」と前置きしたうえで、「京アニは(小説を)パクった時に何か感じたのか」と質問で返した。

 青葉被告は公判で、自身の小説を京アニが盗用したと主張し、京アニ側はこれまで全面的に否定している。増田啓祐裁判長に「あなたは質問する立場ではない」と制止されたが、被告はさらに続けて「京アニは被害者という立場だけ述べて、良心の呵責はなかったということでいいか」などと怒りをあらわにした。

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