“立浪中日”に足りないのは「ユーモア」。野村克也氏も語っていた意外な効用

今年の中日、とりわけ立浪監督の一挙手一投足に多くの野球ファンが注目し、優勝した阪神以上に記事で取り上げられる頻度が高かった。その極めつけが「令和の米騒動」となるのだろうが、ここまでくると多くの中日ファンは心を痛めていることだろう。

 今の中日が勝つためにはさまざまな意見があるだろうが、「チームが戦うムードになっているのか」という点に注目したい。
野村克也氏が筆者に教えてくれたのは…

 中日のベンチを見ていると勝っているときはいいが、劣勢になっているときや接戦のときには途端にベンチが静かになっている様子が見てとれる。

「チームが劣勢のときほど、ユーモアたっぷりのヤジでベンチ内に笑いを起こすことは大事なことなんだよ」

 と筆者に教えてくれたのは、野村克也氏である。野村氏とは楽天の監督を退任してから書籍の取材でいろいろな話をさせていただいたが、「ユーモアも戦ううえでは大切な武器になる」とその効用について、こんなエピソードを話してくれた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/12166e906908784262ea8928cf97d8843a5dee7f