立教大野球部内で上級生の部員が倒したバットで下級生の部員の歯が欠けたり、上級生の部員の勧めで10代の部員が喫煙したりするなどのトラブルが起きていたことが、大学などへの取材で分かった。大学は当事者に聞き取りなどをしたが、第三者を含めた調査チームを改めて立ち上げ、詳細な状況や事件性の有無などを調べる方針。
6月初旬に上級生の部員が後輩らをあおむけに寝かせ、立てたバットを後輩の額を狙って倒す行為を繰り返した。その際、2年生部員の口にバットのグリップ部分が当たり、前歯1本が半分ほど欠けたという。大学は当事者への聞き取りなどをした結果、悪ふざけとして同連盟に口頭で報告し、上級生部員への処分はなかった。

また、3、4年生の部員にたばこを吸うよう勧められた1年生部員が喫煙し、4年生部員がその姿を撮影したケースもあったという。1年生部員が両親に相談して発覚し、大学は聞き取りなど調査を実施。同連盟に報告書を提出し、同連盟が加盟する全日本大学野球連盟から注意を受けた。