岐阜県美濃地方の山あいの根尾地区で、ブランド化を目指し栽培されている米の販売が、28日から、始まりました。

販売が始まったのは、岐阜県本巣市の根尾地区で栽培されている『根尾米』です。
市内のJAの直売所には専用のブースが設けられ、訪れた人たちが、試食用に200食用意されたおにぎりを食べたり、職員などの説明を聞いたりしたあと、5キロ詰めの袋に入った新米を購入していきました。
試食した人は、「もちもちで粒も大きくて甘みがあっておいしかった。家族と食べるのが楽しみです」と話していました。
根尾米は、地元農家で作る研究会が、山あいにある根尾地区の昼と夜の寒暖差と豊富な雪どけ水や湧き水を生かして、2008年から栽培しているコシヒカリです。
甘みやねばりの強さ、香りの良さなどが特徴で、地元のJAでは、ブランド化を目指し消費者への浸透を図っています。
栽培農家の吉田祐一郎さんは「根尾の特別な気候風土で育った米を、県内の人はもちろん、全国の人も食べて欲しい」と話していました。
JAぎふによりますと、ことしは、虫の害があった前の年より18トンほど多い、63トンの出荷を見込んでいて、岐阜市や本巣市のJAの直売所などで販売されます。


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