被告「電気もガスも止められ、家賃も払えなかった。バケツを持って近所の公園に行き、洗濯をした。食事をとれず、スーパーの配送車から盗んだ記憶もある」

《平成18年、28歳だった被告は下着の窃盗や女性への暴行容疑で逮捕される》

弁護人「女性が住んでいるアパートのベランダで下着を盗(と)り、部屋に入って女性の口をふさいだ」

被告「はい。下着泥棒はそこそこやっていたが、女性を襲おうとしたのはその1件だけ」

弁護人「下着泥棒を何件もやったのはなぜ」

被告「性欲に困っていたというのがある」

被告「人には会いたくなくなるし、仕事をするにしても体とか重いし、コンビニの時にはパニック障害でいきなり動悸(どうき)がして。2分ぐらい動悸がしている時期もあった」