岡田准一(42)が、ジャニーズ事務所から退所する見込みであることが1日、分かった。

創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題をめぐり同事務所が2度目の会見を開く今日2日、発表されるとみられる。俳優業で活躍し事務所の中心的存在の退所発表となれば、ファンにとって大きな衝撃となる。

   ◇  ◇  ◇

複数の関係者によると、岡田は11月で退所する意向を周囲に伝えているという。NHK大河ドラマ「どうする家康」で織田信長役を演じて話題になるなど、今のジャニーズ事務所でもエース格の1人。28年間在籍した事務所から離れる。

95年にV6としてCDデビューし、三宅健、森田剛とともにComing Century(通称カミセン)の一員としても活動。V6が解散した21年に独立した森田、同事務所元副社長の滝沢秀明氏が設立した新会社TOBEに今年合流した三宅に続き、退所の道を歩むこととなりそうだ。

「SP」シリーズや14年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」主演など、人気俳優の道を着実に進んでいた。一方で、高い身体能力を生かして高度なアクションもスタントなしでこなし、自ら殺陣を手がけるなど、アイドル離れした独自路線と職人気質も見せていた。格闘技にも精通し、今年8月には、米ラスベガスでブラジリアン柔術世界大会「ワールドマスター柔術選手権」に参加。マスター3(41歳以上)茶帯ライトフェザー級(64・22キロまで)で初戦を突破し準々決勝まで進んでいた。