DeNAが今季国内フリーエージェント（FA）権を取得したオリックスの左腕・山崎福也投手（31）の獲得に向けて本格調査していることが15日、分かった。

　エース・今永が今オフにポスティングシステムを利用しメジャーに挑戦することが確実。さらに超大物助っ人のバウアーの来季残留も不透明で、両腕に代わる先発陣の柱の獲得を目指している。その最有力候補が、山崎福。9年目の今季は初めての2桁勝利となる11勝5敗、防御率3.25をマークしリーグ3連覇に貢献した。1メートル88、95キロの長身から140キロ台中盤の切れのある直球を投げ下ろすことに加え、多彩な変化球も武器。日大三時代から定評のある打力も、DH制のないセ・リーグ球団には魅力の一つで、ヤクルトも調査を進めている。今季16勝3敗で自身初の最多勝を獲得した東と並ぶ左の「ダブルエース」となれば、26年ぶりのリーグ制覇を目指す三浦DeNAにとって心強い存在となる。

　また、同じく今季国内FA権を取得した日本ハムの左腕・加藤貴の動向も調査している。今季24試合に登板し7勝9敗、防御率2.87と安定感のある左腕獲得なら、山崎福とともにローテーションの一角に期待できる。

　すでに海外FA権行使の可能性が高い楽天守護神・松井裕の動向も注視。ファーストS敗退からの巻き返しへ。戦力補強の動きを活発化させる。　
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