ココイチの愛称で知られる外食チェーン「カレーハウスCoCo壱番屋」。運営する壱番屋(愛知県一宮市)の葛原守社長(56)は6日の決算会見で「私たちは高級志向にもっていくことは、まったく考えていない。大衆的な街のカレー屋さんでありたい」と語り、高級化路線を否定した。

 ココイチの客単価(来店客1人あたりの支払額)は2012年度の836円から毎年上がっており、昨年度は初めて1千円を超えて1018円になった。今年度はさらに上がる可能性が高い。

 世界的な食材や資源の高騰で、ココイチは昨年の6月と12月に主要メニューの価格を引き上げた。1年間に2回の値上げは初めてのことだった。