これまでの活動に27億円の予算が投入されてきた冬季オリンピック・パラリンピック招致が窮地に追い込まれています。

専門家は「札幌にとっては最悪のシナリオ」と分析しています。

金曜日の夜、インドで開かれたIOCの会見。
バッハ会長から驚きの発言が飛び出しました。

(トーマス・バッハ会長)「(候補地を評価する)将来開催地委員会は、2030年と2034年冬季大会の開催地の同時決定を提案している」

2030年大会と34年大会の開催地を同時決定する方針を明らかにしたのです。

この方針はきのうのIOC総会で承認され、開催地の内定は来月末を目指すとしています。
札幌市は今月30年招致の断念を正式表明し、34年以降に目標を転換したばかりでした。
札幌市とJOCは、30年と34年同時決定の可能性は低いとして、34年を目標に含め招致を仕切り直す余裕があると考えていたとみられます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b0b2e8dd6cdbb52ae095b83bb45552f5a3ce78f