また旧約聖書の烈王記に出てくる預言者エリシャも子供たちにハゲを馬鹿にされたと受け取れる逸話があります。
身体的特徴を笑われたのではないという説もありますが、道を歩いている時に「禿が歩いているぞ」と言われたと明記されています。
その時のエリシャの対応は、「エリシャが子供たちを呪うと二頭の熊が現れ、その熊は子供たちのうちの42人を引き裂いた」という恐ろしいものですが(笑)、こうした報復・大殺戮を生むほどの劣等感があった証とも考えられるわけです。

江戸時代は医者・町人・職人・武士などで髷の形がある程度は決まっていたと云いますが、「髷を結えない」人がカツラを付けたとも言われていますので、やはり禿頭はそこそこのハンディだったのではないでしょうか?