沙保里さんの兄・栄利氏は、監督を務める吉田家のレスリング道場「一志ジュニアレスリング教室」で2015年11月、当時6歳の菅原雄太くん(仮名)を3回平手で殴打。雄太くんは壁に頭をぶつけて失神・嘔吐し、救急搬送される事態となった。

 レスリングを始めたばかりの雄太くんは、他の子に迷惑をかけていたわけでもなく、ただ基礎練習中に泣いていただけだった。つまり栄利氏は、指導とは関係なく、幼児に対して無用な暴力をふるったということだ。

 「泣き止まなかったもので、『泣くな』と言って、パチンと叩いてしまった」

 『週刊現代』本誌の直撃に対し、栄利氏はこう語り、暴行の事実を認めている。