「夜になると『ハイボール、気持ち濃いめで』と注文する人がけっこういます。心のなかでは“気持ち”ってなんだよと思っていますが、トラブルにしたくないので、笑顔で『ハイボール気持ち濃いめ!』と復唱してからしれっと通常通りの量で出します。気が向けば氷を1〜2個抜いてごまかすときもあります。

 もしお客さんから『薄くない?』と言われても、『愛情(気持ち)濃くしときました』と適当なことを言えば、大体おじさんは喜びます(笑)」