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ところが、猟師工房ランドの原田祐介代表によると、キョンを新たな“房総ジビエ”として売り出すことはむずかしいのだという。

「私たちがキョンの肉を販売しているのは、生き物を殺めて命をいただいた以上、なるべく有効に活用したいという思いからです。いくらキョンがおいしいといっても、商業的に売り出して食文化にしてしまうと、キョンの肉に市場価値が生まれる。

 そうなったら、キョンを飼育したり山に放ったりする人が出てくるでしょう。ブラックバスと同じ問題が起きます。あくまでもキョンは殲滅するのが大前提なのです」(原田代表)