右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術(トミー・ジョン手術)から復帰を目指す中日育成の岩崎翔投手(34)が秋季キャンプ第2クール最終日となった10日、バンテリンドームナゴヤで術後2度目となる打撃投手を務めた。最速152キロを計測するなど順調な回復ぶりをアピールした。

 投球を見守った立浪監督は「やっぱり球に力がある。体も大きくなって、打者に威圧感を与えられる。非常に頼もしい」とうなずき、「投手層に厚みが出れば、中継ぎを休ませながら投げさせられる。期待しています」と続けた。

 手術から約1年2カ月。一から体をつくり直した。術前に89キロだった体重はトレーニングの成果もあって自己最重量の99キロに。「力感のわりには球がいってる」と好感触。