千原ジュニアの20年来の友達で宮古島の“たかし”という人がいる。たかしは居酒屋を営んでいるのだが正義感が強く、
「マスクをしていないと入店禁止」「入れ墨丸出しの奴は入店禁止」などのルールを設けていて、敵を作りそうなタイプ。
居酒屋でバイトをしている子にも当たりが強いため、結構辞めていってしまう。今のバイトは23,4歳の九州出身の女の子で、ジュニアが店に行った際、
「たかしの下で働くの大変やろ?」と言ったら、その子が「本当大変ですよ店長の下は。聞いてくださいよ、この間も…」と店長と仕入れに行った時の話をしてくれた。
仕入れには車で行くが、たかしは運転できないため、運転手はバイトの子。仕入れを終え、店に戻って仕込みをしなければいけないという時、
その日はとても天気が良く仕入れも早く終わったので、「ちょっと休憩でジェラートでも食うか」とたかしが言ってくれた。
そしてジェラートを買って店の外で美味しくたべていたら、向こうからアメリカ人が来た。たかしはそのアメリカ人に「おい!マスク!ノーマスク!ノー!」とマスクをしていないことを注意。
アメリカ人は「オーナー?」(お前は店のオーナーなのか?)と聞いてきて、たかしが「ノー」と答えるや否や、アメリカ人に
「お前頭おかしいんじゃないのか!」という具合に、日本語混じりの英語でめちゃくちゃまくし立てられた。
店の中からもずっとたかしに向かって何か言っていたが、たかしは黙ってジェラートを食べていた。
バイトの女の子は、何も言わずに我慢してるなんて店長大人になったなと感激し、店から出たアメリカ人は車に乗って去って行った。
するとたかしが「追うぞ。乗れ。追え」と言ってきた。追うとアメリカ人は店に入り、少し経ってから出てくる。
するとたかしは「待っとけ」と店に入り、言葉巧みに「今の奴名前何だったっけ?」と店の人間から名前を聞き出し、
「マイルス、あーマイルスだ。どこで働いてるんだっけ?こっち住んでるんだっけ?」と情報を聞き出していった。
車に戻って来たたかしは、「マイルスだってよ」と言って、目を輝かせてニヤニヤしている。そうして居酒屋に戻ったのだが、調理している時も一人で何か喋っているので聞いてみると、
「ずっと会いたかったよ」を英訳したものを復唱して練習している。たかしはマイルスがどこで店をやっていて、何時頃にどこで買い物するか等全て把握しているので、その時間めがけてスーパーに行く。
案の定マイルスがいて会話している。たかしが近寄り、英語で「ずっと会いたかったよ」と話しかけると、
「ハアアアアアー!!!」と驚いたマイルスが逃げ出す。バイトの子が店長マジかと思っていると、次の日たかしは「今度君の家に遊びに行きたいな」を英語でずっと練習している。
そんなことをしていると、なんとたかしの居酒屋にマイルスがやって来た。バイトの子が驚いて「いらっしゃいませ」も言えないでいると、たかしが「マイルス…!」
マイルスはやっぱり名前まで知られてるんだ…!となり、「実は…」と話し始めた。日本語が喋れるらしい。
「あの時は本当に申し訳なかった。実は体を悪くしていて、薬で精神状態が不安定で、あの時は本当に失礼なことをした、皆に聞いたら謝りに行った方がいいと言われたからここに来た。僕は実は前立腺の病気で…」
と言ったところで、たかしが「同じさ」。たかしとマイルスは全く同じ病気を患っていた。
たかしはそこから前立腺に良い料理をマイルスに作ってご馳走し、めちゃくちゃ仲良くなって、今度普通に家に遊びに行くんだとか。
千原ジュニアとかいう代表作0でお笑いの司会ばっかやってる奴
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54それでも動く名無し
2023/11/11(土) 22:07:41.89ID:60r2lrqq0■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています