社会学者の古市憲寿氏(38)が23日、「X」(旧ツイッター)を更新。タクシーで散々な目に遭ったことを明かした。

 古市氏は奈良に行った際にタクシーを利用したといい「ホテルから薬師寺へ向かって欲しいと伝えたら、『池越しに見るのがいい』といって勝手に薬師寺を離れて、池に連れて行かれていました。ルートが違うと言っても聞こえないふりをする。いざその池についても、薬師寺なんて遠くて大して見えない。そもそも夜だし」とあこぎな運転手のやり口を解説。

 さらに「さすがにまずいと思ったのか、黙ってすぐにひき返して、薬師寺へ向かったのですが、本来の金額よりもかなり高いお金を取られました。もちろん時間もよけいにかかりました」と嘆いた上で「奈良でもタクシー不足で、全然つかまらないんです。呼んでもすぐに来ない。だからこんなひどいタクシーでも降りるわけには行かない。運転手もそれがわかってて、めちゃくちゃ偉そうで、乗せてやってる感を出してくるんです」とタクシー不足が生んだ弊害の例だと指摘した。

 続けて「もちろん中にはいい運転手さんもいて、ガイド顔負けの解説をしてくれたりする。いまの日本の田舎だと、ひどい運転手さんと、いい運転手さんも、正当に評価される仕組みがない」と現在の問題点を解説。
 
 その上で「こういう理不尽なこと、昔のパリあたりのタクシーでは結構経験したんですが、ライドシェアのアプリが普及して、すっかりなくなりました」とパリではライドシェアのおかげで悪質なドライバーが消えていったといい「いつまで日本だけがこんな理不尽な状態を放置するつもりなんですかねえ」などと嘆いた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f0a5f4b1da32107335120f5e69ea3eab14b3c67c