実は首脳陣は今年の年明けから「飛躍の年になるように」と吉田に大きな期待を寄せていた。ただ、その期待はあくまでも22年シーズンに実績を残した「中継ぎ」。手薄だった救援陣の一角として活躍してほしいとの願いだった。だが、首脳陣の思いとは裏腹に吉田はあくまでも「先発」を希望。春季キャンプでも信念を曲げず先発としての調整や準備を進めた。