■「これぞ神対応」J1川崎のスポンサー社長が被災地のために見せた「迅速判断」に称賛止まず!「こんな素晴らしい企業にスポンサード頂いているのが誇らしい」の声 

1月1日の16時過ぎ、巨大な地震が石川県を中心とする日本海側で発生した。相次ぐ地震が被害拡大を生む中で見られた素早い判断が称賛を浴びている。

 元日の日本を災害が襲ったのは日没も近い時間のこと。東京では国立競技場でサッカー日本代表が試合を行っていたのだが、その会場でも揺れを感じた人がいるほどだった。そして試合後には、森保一監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクターも、会見の冒頭でまずはメッセージを送った。

 他方、その後も強震が何度も起きたことで被害は拡大。多くの人が恐怖を感じる中で、それぞれの立場で多くの人が立ち上がった。その一つが、モバイルバッテリーなどの製品を扱う『Anker Japan』のものだ。猿渡歩代表取締役CEOは、自身のエックス(旧ツイッター)を17時32分に更新し、「震度7の地震が発生し大津波警報が出ています。避難を優先してください」と綴るとともに、「自治体の皆様 今後停電や避難先でモバイルバッテリーやポータブル電源等が必要であればAnkerから提供しますのでDMでご連絡ください。道路状況など場所により速やかな配送が難しいかもしれませんが、できる限り対応致します」と迅速な支援を公表したのだ。

 そして、翌2日の16時58分、「昨日のモバイルバッテリー提供の投稿から1日未満ですが、情報取得ができた場所へ出荷を開始しました。衣食住の確保と同様に、正確な情報と係る電源確保は重要な課題です。日本で一番バッテリーを持っている企業だと思うので、微力ながらできることをやりたい。必要な自治体は引き続きご連絡ください。」と早くも、支援を行ったことを報告している。

■迅速な対応への反応
 災害発生直後のあまりに迅速な判断に、SNS上では以下のようなコメントが寄せられていた。

「トップマネジメントの機転と情報展開、とても頼もしい」
「判断早いし、素晴らしい対応」
「イチ消費者の思いですが、気になっていた商品を取り扱っている会社様がこういった対応をされていると応援しようと思えます」
「トップ判断は速さが抜群です。欲しい方に提供されますように」
「これぞ神対応です 早い決断と対応尊敬します」
「カッコええな。今後もAnker買うわ。」
「Ankerユーザーで良かったと思う今日この頃」

同社は、J1川崎フロンターレのオフィシャルトップパートナーで、今季途中からトレーニングウエアの胸スポンサーも務めており、11月12日の京都サンガF.C.戦ではエキサイトマッチも行っていた。そのため、川崎サポーターからも「こんな素晴らしい企業にスポンサード頂いているのが誇らしい」との声が出ていた。

 余震の恐れはまだ残っており、雨などの天候によってさらなる土砂災害が起きる可能性もある。また、すでに避難所での生活を余儀なくされている被災者のほか、自宅や家財に被害を受けた人もいる。

 2日には羽田空港での痛ましい事故も発生したが、こういう時に手を取り合って行動を起こせるのがこの国の素晴らしさでもある。それは、東日本大震災など過去の災害でも発揮されてきた。多くの人ができることを見つめ、被害が最小限にとどまると同時に、復興がいち早く進むことが望まれる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f549578946c06d101a60a132056acd582fbb440c