Z世代受刑者「社会より刑務所の方が楽。再犯しない自信が無い」
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20代前半の受刑者A
「社会と刑務所の生活で一番違う所はどこですか?」
「これ言ったら問題かもしれませんけど自分は正直、社会より刑務所の方が楽だなと…」
「え、どういうところがですか?」
私は意外な答えに驚き即座に問い質した。
「ここでは何かルールを破ったらすぐ懲罰になり形として現れます。頑張れば頑張った分だけ評価される。でも社会ってなかなか評価されたくてもされないし、ダメだよと言う人もいれば言わない人もいます。そう考えた時にこっちで生活している方がダメなことはダメって言われるし、いいことはいいって言われるし、正直こっちの方が楽だなって…」
刑務所の方が楽…。にわかに信じがたい言葉を発したのは20代前半の受刑者Aだ。10件ほどの特殊詐欺を繰り返し、懲役4年半の実刑となり少年刑務所で服役している。被害総額は3000万円以上に上るという。 事件前、受刑者Aは飲食店で働いていたが、それ以前に少年院送致された経験を持つ。仕事は楽しかったというが本人曰く、相当“ブラック”な職場だったことや、人間関係に悩みストレスが溜まって派手に遊ぶようになり、気が付けば金がなくなっていた。ついには職場の金を横領してしまい職を失う。高校を中退し、親とも連絡をとっていない状態で、17、18歳の頃にした特殊詐欺のことを思い浮かべるようになる。少年時は詐欺未遂で不起訴になったが、これがきっかけで少年院送致となっていたのだ。またぞろスマホで闇バイトを検索し本件に至ってしまい、「赤落ち」してしまった。
「出所後、再犯しない自信はありますか?」
「それはまあそうですね…」
考え込む受刑者A。言葉を選びながらこう続けた。
「まあ、ぱっと答えられないので正直、自信はないっていうのが第一感なんですけど…、出所後、人間関係がうまく行くか行かないかだと思います。現状としては再犯しないということに対しては、あまり自信はないです」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています