痛み分け状態で裁判はどう着地するのか

次回は非公開の弁論準備が6月5日に行われる予定で、ウェブ会議で争点を整理することになっているが、一方で、裁判所から和解提案がされるのではという情報も流れている。

「吉本関係者と文春関係者が水面下で接触したようで、文春サイドは裁判を長引かせるつもりはないということのようです。真相はともかく、松本はかなりのダメージを受けたのは間違いない。和解案が出れば、双方が歩み寄りを見せると思いますが、文春側も記事の信憑性について揺らぐことはないでしょうし、松本側も主張している部分について絶対譲らないはずなので、妥協点を見出すのは相当難しいように思われます」(前出・芸能ライター)

スクープ記事『松本人志と恐怖の一夜 俺の子供を産めや!』を掲載した「週刊文春」(2024年1月4日・11日号)は、45万部が完売したと発表されている。だが、ある出版関係者は、「松本問題の第一報以降は、松本問題の本家である週刊文春だけでなく、後追いしている週刊誌も部数が減少傾向にあります。双方痛み分けといった様相です」と話す。

6月5日に注目したい。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)