>>28
 王会長からしても、二人の熱い一本足談義が、きのうのことのように思い起こされる。弟子がかけたアーチは277本。大豊さんは憧れの王会長が保持していた日本記録(当時)のシーズン55本塁打を目指し、背番号55を背負ったが、届かなかった。類いまれな馬力も目の当たりにしていたからこそ、もっとできたはず…という思いもあるのだろう。

 「結果は残せませんでしたが、人間として素晴らしい、誠実な人間だっただけに、早すぎるご逝去は残念でなりません」