中日・ビシエド、「ちょっとびっくりした」午後2時過ぎの緊急昇格通達なんの復活マルチ安打「ファンの温かい声援に感謝」

 緊急昇格だった。竜にとって痛いニュースが流れたのは試合前。開幕から主軸に座り続けてきた中田が出場選手登録を抹消。ビシエドが1軍行きを伝えられたのは、この日の午後2時すぎころ。
同日のウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ)は、雨天によるグラウンドのコンディション不良で中止。午前中に行われた全体練習に参加し、帰宅後に昼寝をしていたさなかだった。「ちょっとびっくりしたよ」と驚きつつも、体を起こし、本拠地へと向かった。

 試合前のシートノックから合流し、「6番・一塁」で即スタメン出場。久しぶりの本拠地で自然と奮い立った。2回1死二塁で迎えた今季初打席は一邪飛。第2打席は、6点を追う4回2死一塁。
カウント1―1から阪神の先発・西勇の139キロのシュートを振り抜くと、打球は詰まりながらも二遊間を破った。今季初安打に笑みがこぼれると、6回の第3打席では先頭で2球目のスライダーを中前に運んだ。

 今季は開幕2軍スタート。同リーグでは30試合に出場して打率3割1分6厘、3本塁打、12打点と好調をキープしていたさなかでの昇格。
「良いスイングができている感触はあったので、これからも続けていきたい。まずはナイターの生活に慣れないといけないね。数日で慣れると思うよ」と頼もしい限りだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b042bf0dd608f2fe9f8044d264a6d0621fda0d76