報酬について、問題提起したのは、北海道猟友会砂川支部の奈井江部会だ。

基本的な日当は4800円で、出没地を見回るなどのヒグマ対策にはプラス3700円、さらに発砲した場合はプラス1800円となっている。
つまりハンターには、計8500円~1万300円が支払われる計算だ。

これに対し、奈井江部会では、町への要望を提示し、
ヒグマ出没時の緊急出動では、1回1人4万5000円を報酬として支払うように求めた。

ところが、奈井江部会では、町から予算がないなどと説明を受けたとして、18日付で鳥獣被害対策実施隊の参加要請を辞退するとする文書を町長あてに出した。

「我々は、コンビニのバイトではありません。ヒグマに向かうのに、この額で命を賭けられるかということです。
ハンターの言い分を代表して伝えたかったわけです。部会の5人全員が仕事を持っており、仕事中に緊急呼び出しがかかったら、
費用弁償の額としては妥当なのかというのも疑問に思っています」