「わきが(腋臭(えきしゅう)症)」の原因となる数種類の細菌を特定し、このうち中心的な役割を果たす細菌のみを破壊する酵素の合成に成功したと、大阪公立大と東京大医科学研究所、化粧品大手マンダム(大阪市)のチームが発表した。

 皮膚の保湿などの役割を果たしているほかの菌を殺さず、においの原因菌だけを狙い撃ちするため、治療薬への活用が期待できるという。

 日本臨床皮膚科医会の江藤隆史会長の話「腋臭症は、においを止める有効な薬がなく、薬で汗を抑えるか、手術でわきの下のアポクリン腺を取り除くかだった。日常生活に支障をきたすほど悩む人もおり、薬として使えるようになれば多くの人が喜ぶだろう」

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