遺伝子や整形で顔が良くなったというよりも、美容に対する意識の変化が大きな要因だと思う。ここ数十年で、特に若い世代を中心に美容やファッションへの関心が高まっている。身近なところでも、男性がメイクをするのが当たり前になってきたし、ファッションに気を使う人が増えている。これに加えて、SNSの影響も無視できない。SNSが普及して、常にトウキョーのオシャレな人たちがタイムラインに流れてくる。それを見ると、自分ももっとオシャレにならなきゃって思うし、自然と競争が生まれる。こうした競争がルッキズムを加速させ、美容への意識をさらに高めているんだと思う。

SNSでは、誰もが自分のベストショットをアップするから、見ている方もそのレベルに達しようと努力する。メイクのテクニックやファッションのトレンドもすぐにシェアされるから、情報も手に入りやすくなった。結果として、みんなが美容に対しての知識や技術を持つようになってきた。

また、メンズ美容が一般的になってきたことも一因だと思う。昔は女性だけのものとされていた美容が、今では男性にも広がっている。スキンケアやメイク、ヘアスタイルに至るまで、男性も自分を磨くことが当たり前になってきている。こうした動きは、SNSやメディアを通じて広がり、ますます多くの人が美容に関心を持つようになっている。

最終的には、美容の意識が高まることで、自己表現の一環としての美容が受け入れられ、個々が自分らしく美しくあることが求められる社会になっているのかもしれないね。