基本給29年ぶり増加率、4月2.3% 実質賃金はマイナス

厚生労働省が5日発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、基本給にあたる所定内給与は前年同月比2.3%増えた。企業の賃上げが広がり、伸び率は29年6カ月ぶりの高さを示した。賃金の伸びは物価高に追いつかず、実質賃金は過去最長の25カ月連続マイナスだった。