「東大生は優秀ではありませんでした」生活保護世帯から数学者になった男が感じた同級生との強烈な“ずれ”とは…
「この事実に私は落胆し、怒りを覚えました」

生活保護世帯から東大を目指したR.Shimada氏の青春時代は、周囲との差を否が応でも意識せざるをえないものだった。

彼らとのキャンパスライフは、R.Shimada氏にとってどのようなものだったのか。

「非常に簡単に言えば、想像していたよりも、あるいは期待していたよりも、だいぶ東大生は優秀ではありませんでした。
彼ら彼女らとは、同じ国で育ったとは思えないほど生育環境に隔たりがあり、
他者や社会の状況に対する洞察と思慮があまり感じられませんでした。

率直に言って、自分のことにしか関心がないのではないかと思える言動をする同級生は多かったと思います。
この事実に私は落胆し、怒りを覚えました」

貧困家庭について『ちょっと貧しいくらい』と軽く考えていたり、
『名門校であっても魔法のような授業が受けられるわけじゃないから、結局東大に入れない人は自分の努力不足』と考えている節があったりします。
しかしそれは違います。本当の貧困を知らない人が頭で考えられるほど、貧困は生ぬるいものではないし、
東大に入学できたことのすべてが自分の努力のおかげだと思うのも傲慢だと私は考えています」
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/26523492/