「余計な手間」に無自覚じゃない?
 もし、油汚れのないお皿なら、百歩譲って重ねてもOKとしましょう。

 しかし、お皿の裏側に油が付くことだけはどうしても許せない。

 その理由は、「余計な手間を増やしているから」なんですよね。

 僕のこの意見に反論してくる人は、こういう言い方をしてきます。

「どうせ洗うんだから一緒じゃん!」と。

 この思考が、僕は理解できないんです。だって、わざわざ汚れなくてもいいところを汚していることを自己正当化しているからです。

「どうせ洗うじゃん」という反論は、「どうせ残業すれば終わるじゃん」とか「どうせ捨てるから適当に使えばいいじゃん」とか、さまざまな精神論を正当化してしまうのに通じます。

 お皿を重ねてしまう人は、「余計な仕事」を無意識に増やしていることに気づいていないんですよね。だって、油汚れを取るのはめんどくさいことですから。洗い方が甘いと、洗い残しをする可能性もありますからね。