北海道北部、日本海に面した羽幌町に住む無職の女(86)が6月11日、自らの窃盗被害の申告で、駐在所から自宅へきた警察官を刃物で切りつけ、殺人未遂の現行犯で逮捕されました。

 警察によりますと、女は10日午後8時ごろ、女が自宅から徒歩で駐在所を訪ね、「家に泥棒が入った。物がない」と届け出ました。

 女の自宅は徒歩5分の距離。男性警察官(56)は女とともに歩いて行き、捜査しましたが、被害は確認できませんでした。

 報告を聞いた女が突然激高し、「刺すぞ」などと怒鳴りながら包丁のようなものを突きつけたため、警察官が取り押さえ、現行犯逮捕しました。

 女は1人暮らしで、事件当時、警察官と2人きりでした。

 調べに女は「分からない」と話しています。

 女は過去にも物が盗まれたと訴え、警察が調べたところ、被害は確認できませんでした。

 警察は犯行の動機などを調べています。
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=43241