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暗幕代どころか……


札幌ドーム保全に9億円 札幌市が23年度予算案に計上 - 北海道建設新聞社 - e-kensin

2023年02月17日 18時51分
可動壁部品交換など

 札幌市スポーツ局は、2023年度予算案で札幌ドームの保全に9億1600万円を計上した。ホバリングステージや可動壁、可動席などの経年劣化した機器や部品の交換に4億8000万円を見込む。24年度以降も予算を平準化しながら保全を継続するが、年投入額の規模拡大も見込む。

 一般照明のLED化に1億8000万円、自動火災報知設備の更新に9000万円、非常用発電設備の機器や部品の交換に6100万円を計上。監視カメラ設備などの交換に2500万円、特別高圧受変電設備の部品交換には1300万円を充てた。

 このほか、空調やごみ処理、エレベーター、井戸ポンプなどの各設備で劣化部品の交換や清掃に取り組む。事業費はいずれも数百万円から1000万円台の見込みだ。

 都市局に委託する一般照明LED化と自動火災報知設備更新は継続で、年度明け早々の公告を予定。スポーツ局が実施するその他業務も春から夏にかけて順次公告する。

 市は14―23年度でドームの保全に約100億円を投入。24年度以降も平準化して保全改修を続ける。毎年度十数億円の費用が必要とも見込まれる。

 市は保全改修とは別に、客席を黒幕で区切り定員1万―2万人のイベントが開催できる「新コンサートモード」の改修を進めている。事業費約10億円で3月に完了予定。北海道日本ハムファイターズの本拠地移転以降、多様な規模のイベント開催を通じた収支改善が期待される。