神戸市須磨区の山陽電鉄東須磨駅で22日夜に起きた人身事故で、普通電車が停車しようとした際に線路内に立ち入った30代女性は、レールの間に横たわる形となり、真上を車体が通過して軽傷を負った。

 兵庫県警須磨署などによると、事故は同日午後8時20分ごろ、高速神戸発山陽姫路行き普通電車が停車しようとした際に発生。男性運転士(51)が10~20メートル手前で女性が線路に立ち入るのを見つけ、ブレーキをかけたという。乗客約40人にけがはなかった。

 市消防局によると、女性は約20分後に救出され、鼻から出血していたが、他に目立った外傷はないという。同署は女性から事情を聴いている。

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