事件が起こったのは交流戦中盤、ある日の試合後だった。

「負けが込んだとある試合後、囲み取材で担当メディアを前にして『お前ら身内とちゃうんか!?』と唐突に話しはじめたのです。現場には不穏な空気が漂い、その場にいた誰もが『これはヤバい』と思い、下を向きました。

顔なじみのメディアが何とか軌道修正しようと必死に質問を繰り出そうとしたのですが、それをもってしても『お前はヤクルト、お前は巨人、お前は広島じゃ!』と言い放った。岡田監督の謎発言に、一心同体の番記者たちも意味がわからずさすがにドン引きでした。どうやら、阪神や岡田監督に批判的な報道が増えてきたことに不満が溜まり、『ライバル球団の回し者なのではないか』と考えているようです。