>>22干してはないんやけどな
落合「スタメンを外れた当初、タツ(立浪)の中にも相当、葛藤があったと思いますよ。
ところが時期がいつごろからかは分からないが、あいつが一番練習するようになった。
1時半ごろに私が球場に入ると室内練習場からバッティングの音が聞こえてくる。
若いヤツが打っているんだろうなと思ったらタツだった。4打席打っていたのが量が減っていくから、それを補おうとする。
そうなれば若手も「立浪さんがやってるならオレらも頑張らなきゃ」となる。有形無形の財産が立浪から生まれてきたんです。
スタメンから外れても私はフォローをしていない。ただ使い方として一番いい場面で(代打で)使おうとは思っていた。」
「名古屋は生え抜きに対して甘いところがあるんです。あいつを外すことによって、
どれだけ監督が非難にさらされるかタツも知っているハズ。「何で立浪を使わないんだ!」という声が私の耳にも入ってきました。
でもね、それを甘んじて受けられる監督は悪いけど12球団で私しかいない。他の監督ならできないと思う。」
「タツはシーズン前「レギュラーをとれなかったらユニフォームを脱ぐ」と言っていた。あれが私の中にはひっかかっていた。
「レギュラーじゃなきゃ野球選手じゃない」「一振り人生は嫌だ」となれば困ったなと・・・。
立浪はバットを持たせたら、技術的にはウチでNo.1の男です。ただレギュラーなのか代打なのか。
左でも右でもウチで一番対応できるのはタツです。戦力として絶対に必要なんです。」