アップルが2024年に発売するiPhone 16に、サムスン製の高性能CMOSイメージセンサー(CIS)が採用される可能性があるという。韓国メディアTHE ELECが7月2日に報じた。
 
 同紙によると、アップルは現在、サムスンのSystem LSI事業部が提供したCMOSイメージセンサーの最終品質評価を実施しているという。このセンサーはiPhone 16のメインカメラに使用される予定だ。
 
 これまでアップルはiPhone用のイメージセンサーをソニーから独占的に調達してきたが、信頼性への懸念や新技術導入の必要性から、戦略的に方向転換しようとしているという。
 
 サムスンとの提携を決めた理由は、昨年、アップルに対してソニーが新しいイメージセンサーを十分なタイミングで提供できなかったためだとみられている。
 
 サムスンが開発した新しいイメージセンサーは、フォトダイオード、トランジスタ、アナログデジタルコンバーターロジックをそれぞれ搭載した3層構造をしており、小型化やデータ転送速度の向上を実現できているという。