PFAS研究の第一人者である京都大学大学院医学研究科(環境衛生学)准教授の原田浩二氏だ。

そこで個人でできる最も効果的な対策は、家庭の蛇口に浄水器を取り付けることに尽きるとして、原田氏はこう続ける。

「これまで高い濃度のPFASが検出された東京の多摩地域や沖縄で調査した際も、浄水器を利用されている人の方が、そうでない方と比較して血液中のPFAS濃度が低く出ました。浄水器が一定程度、有効であることを物語っています」