米津玄師はどうしたって勝者

私が米津玄師のLOSERを初めて聴いたのが確か
ROCK IN JAPAN FES 2016最終日だった。

並ばずシャトルバスに乗るために早々に会場から出る途中だった。
彼はLAKE STAGEのオオトリだった。
どうやらその日がLOSER初披露だったようでそんな旨のMCを背中で聴きながら会場を後にした。

それから忙しい日々を過ごし、米津玄師の記憶も薄れてきた、一カ月後ふとLOSERと再会することになる。
酔っ払ってベロベロの朝4時半ハチ公前で友人をJR方面へ見送る時ふと上を見上げるとデカデカとLOSERのポスターがあった。

その時フェスの記憶がなんとなくフラッシュバックしyoutubeでLOSERを聴いてMVをみて愕然とした。

「えっ!米津踊ってね???」

なんと米津玄師が踊っているのだ。
ダンサーかとも思ったがどう見ても本人だった。

肝心の曲はこう言ってしまうのはなんだが、RADWIMPSの匂いを感じる仕上がりだった。
ただ米津玄師特有の仄暗い匂い、酔っていたからではなく脳に響く独特の酩酊感、ジャンルこそ違うものの15歳の時初めてゆらゆら帝国の「空洞です」を聞いた時の事を思い出すものだった。

米津玄師といえばボカロP出身のアーティストでCDのジャケットを書き上げてしまう、ネトゲで言えばステータスを芸術に全振りしたような人間だ。
そんな彼がダンスまで披露している。

芸術家すぎじゃないですかね、、、米津玄師。
以上米津玄師を褒めちぎる記事でした、彼を超えるアーティストは今後の日本のミュージックシーンに現れるのは少し遠い未来の話かもしれない。