ほんまこれよな


 しかし、今はもう、そうではなくなったのではないか。これまでの松本氏側の活動は、松本氏を「真の名誉回復」からどんどん遠ざけているように思える。松本氏側はこれまでも、女性の個人情報の開示を繰り返し要求したり、「暴露系配信」を証拠として提出したりして批判の声があがっていた。さらに今回、指摘されているのは、「裁判所の外で証人側に直接圧力をかけたのではないか」という裁判の根幹を揺るがす疑惑だ。

 松本氏側の活動は、裁判の結果を待つことなく既に「松本氏はそういう『やり方』をする人」という印象を世間に与えているのではないだろうか。松本氏はお金のためではなく名誉のために裁判を始めたはずだ。それなのに裁判の「やり方」で名誉が落ちて行くのなら、本末転倒だろう。こうした応酬の先に残るのは一体、何なのだろうか。