前科のあるアスリートのパリ五輪出場が物議を醸している。
渦中の人物はオランダの男子ビーチバレー代表、スティーブン・ファン・デベルデだ。現在29歳のファン・デベルデは19歳だった2014年、フェイスブックで知り合った当時12歳の英国人少女に対して性的暴行に及んだ。未成年者に酒を飲ませたうえでの蛮行で、犯行は3度繰り返されたという。16年に英国の裁判所から禁固4年の実刑判決を受け、裁判長から「母国を代表するという君の夢は打ち砕かれたのだ」と告げられた。

キャリアは終焉を迎えたと思われたが、その後身柄は英国からオランダへ引き渡され、わずか1年の服役を経て釈放。するとファン・デベルデはすぐさま競技復帰を果たし、18年からは国際大会にも出場している。そして今年6月、パートナーであるマシュー・イマーズとのコンビで世界ランキング11位に浮上。パリ五輪の出場権を獲得し、オランダ代表に選出された。
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