男子トイレを素手で掃除「おしっこが飛び散っていて。気持ち悪かった」 女子児童に指示した小学校の職員「できるだけきれいな校舎にして卒業生を送り出したかった」

トイレ掃除をめぐり不適切な指導が行われたのは、福岡県久留米市の公立小学校。今年3月13日、翌日の卒業式に備え、児童がそれぞれ担当する場所で準備を行っていた。

当時小学5年生だった女子児童のAさんとBさんは、掃除の担当ではなかったが、割り当てられた係の仕事が「早く終わった」ことから、60代の女性職員からトイレの掃除もするよう指示された。

当時小学5年の女子児童Aさん
「『自分の雑巾を持ってきて、下を拭いて』って言われました。素手でトイレの床を雑巾で拭きました」

この学校では普段トイレを掃除する際には、モップやブラシを使っているが、女性職員は、モップやブラシではなく、教室で使用している自分の雑巾を使ってトイレの床を掃除するよう指示したという。

2人が掃除したのは、トイレの床だけではない。

AさんとBさんは、女性職員から、アルコールを湿らしたトイレットペーパーで小便器を拭き上げるよう、指示されたと話す。

Bさんは小便器の外側や水を流すボタンの辺りを拭き、Aさんは小便器の中まで拭いたという。

当時小学5年の女子児童Aさん
「トイレットぺーパーで男子トイレの小便器の中を拭きました」
Q記者 手が小便器の中に直接付いたりしなかった?
当時小学5年の女子児童Aさん
「した」

女子児童Aさんの母親
「娘は、食欲がなくなり、夜眠れない、ということが続きました。素手で尿が飛び散っているところを拭かせて、先生は掃除していなかったということについて、もうすごい憤りを感じました。」