パリオリンピックで30日に予定されていたトライアスロン男子は、セーヌ川の水質が安全基準を満たさなかったため競技の開催が翌日の31日に延期されました。
トライアスロン男子の競技は、日本時間30日午後3時(現地午前8時)にスタートする予定でした。

組織委員会などが水泳会場となっているセーヌ川の水質検査を当日、未明に行ったところ、安全基準を満たしておらず、競技は1日延期し、31日に実施されることになりました。
組織委員会では、開会式から降り続いた雨の影響で水質が悪化したため、28日と29日の水泳の公式練習を中止していました。

男子の競技が延期されたことで、31日はトライアスロン女子のあとに男子の競技が開催される予定ですが、30日夕方のパリは、ところにより雷雨の予報となっており、予定通り競技が開催できるかは不透明な状況です。

フランスのマクロン大統領などは「セーヌ川で泳げるようにすることは大会のレガシーの一つになる」と語っていて、競技が実際に開催できるかが注目されます。