生後1か月の息子に多量の塩を含む母乳を摂取させ、塩化ナトリウム中毒にさせたとして、大阪府警は8日、母親で会社員の女(27)(大阪市)を傷害容疑で逮捕した。息子は集中治療室で手当てを受け、命に別条はないという。府警が詳しい経緯を調べている。

 発表では、女は1月上旬、府内の病院で、多量の塩を含む母乳を看護師に渡し、息子の胃につないだチューブで注入させ、塩化ナトリウム中毒にさせた疑い。「全く意味がわかりません」と否認している。

 府警には1月中旬、児童相談所から「病院から虐待の通告があった」と連絡があったという。

 裁判資料などによると、女は2020年に生後間もない長男に自身の血液を飲ませて嘔吐おうとさせたとして暴行罪で起訴された。22年に最高裁で有罪判決が確定し、執行猶予期間中だった。https://news.nifty.com/article/domestic/society/12145-3278560/