和牛の価格が低迷している。物価高のなかで高級品に位置づけられる和牛は売れ行きが鈍い。消費者が離れ、和牛を扱わなくなったスーパーもある。卸値は新型コロナウイルス禍で需要が停滞していた2020年6月以来の安値まで下がった。値上がりに転じる気配はなく、コスト高で苦しむ農家の採算は一段と厳しくなっている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB02ACQ0S4A800C2000000/