『戦艦大和ノ最期』

天一号作戦出撃前の前日、最後の酒宴を行っていた海兵出身の若手士官と学徒出身の若手予備士官との間で、菊水作戦の意義に付いて激しく論争となった。

「戦死する事は軍人としての誇りである」と主張する海兵出身者と「無駄死にである。

死ぬ事の意義が解らない」と主張する学徒出身者との激論は激しく続き、あわや乱闘寸前となった所を治めたのが臼淵大尉であった。